深視力とビジョントレーニング
この記事を書いている人 - WRITER -
心と体に向きあうプロフェッショナルコーチ |臨床心理学修士卒|アスリートが最高のパフォーマンスを発揮できるよう全力でサポート|アスリートトータルサポート(KATS) |知覚と脳と筋肉のトレーニング |メンタルトレーニング |ビジョントレーニング|コオーディネーショントレーニング|三度の飯より読書好き| 目標 いけてるオッサン
こんにちは!宮﨑です!
アスリートのプロフェッショナルコーチとして
アスリート(スポーツ選手)に対して、心身両面から総合的なサポートをしています。
今回は、視覚機能のうちの「深視力」についてみていきましょう!
深視力
これ 「しんしりょく」 と読みます。
「シンゴジラ」みたいですね・・・・・あれ?あまり面白くない?(笑)
深視力は一言でいうと
「遠近感、立体感などをみる眼の能力」です。
もうちょっと詳しく言うと
「近感や立体感、奥行、動きのある遠近感などをとらえる能力」 です。

自動車やバイクの免許・・・・・・特に
大型免許 中型免許 準中型免許 けん引免許 普通二種免許 中型二種免許 大型二種免許
これを取得する時に、自動車教習所で「深視力」の検査をするんですよね。
三桿試験(さんかんしけん)という検査です。
僕は普通自動車免許だったので、やらなかったですけど、やった方はいるかなと思います。
箱の中に3本の棒があって、3本の棒のうちの真ん中が動いて、
3本がちょうど重なった時に、ボタンを押すという事をやります。

出典:さくら那須モータースクール
https://www.sn-ms.jp/School/dictionary/shinshiryoku.html
「深視力」が低下すると、車と車の距離感がつかみにくくなる、道路の白線が二重に見えたりする、
など様々な支障が生じて事故につながりやすい為、検査をする必要があるんですね。
「深視力」低下の影響は?
「深視力」が低下すると、日常生活でもスポーツのパフォーマンスにも様々な影響が出てきます。
一例を紹介しますね。
日常生活では
・街を歩いていて、何もない所やちょっとした段差につまづく
・歩いていて、前から歩いてきた人にぶつかる。
・字を読んでいて、文字がぼやけて見える
・デスクワークで、パソコンの画面を見る時に頭を傾ける
・本やノートを顔に以上に近づける
スポーツでは
・フライが取りにくい(野球)

・ボールやその他の動くものに、スピードや位置判断が乏しい
(すべてのスポーツ)
・アプローチショットやパットで距離感を誤る(ゴルフ)
・バスケットリングとの距離が正確に測れない
・パスの時に相手との距離感をつかめない(サッカー他)
・的の距離が測れない(アーチェリー)
あらゆるスポーツで「深視力」の能力は必要になってきますね。
「深視力」には「両目のバランス」がとても重要です。

遠近感や立体感を正確に判断するには、両目のバランスが整っている必要があって、
左右のバランスが悪いと、立体的に見ることが困難になり、距離感が測れなくなるんです。
左右の眼を交互にまばたきしてみてください。

顔の筋肉がひきつったり、スムーズにまばたきしにくい方があったら、
反対の眼に比べて眼の動きが悪くなっていて、両目の見え方が偏っている証拠です。
深視力のトレーニング
「深視力」の簡単なトレーニングを2種類ご紹介しますね。
身近なものの距離を当ててみましょう!
① 目に入ったものの長さを予測する

家やオフィスなどで、眼に入った物の長さを予測してみよう!
例えば、
「ノート」
「スマートフォン」
「机」
などなど、身の回りにあるものなら何でも良いです!
「これは〇〇cm」
「これは〇〇m」
と予測してみましょう。
慣れてくると正確に当てられるようになりますよ!
② 自分と対象物との距離を予測してみよう!

電柱と電柱の間は大体30メートル間隔に立ってます。
歩いているときに、何か対象物を見つけて、自分との距離がどのくらいあるのか予測してみましょう!
これ、慣れてくるとスポーツでも正確に距離が予測できるようになりますよ!
今日はこの辺にいたしましょう。
ではまた!